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2008 Fiscal Year Annual Research Report

咬合回復が高次脳機能に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 20791437
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

山崎 薫子  Iwate Medical University, 歯学部, 助教 (50405784)

Keywords咬合 / インプラント / 学習 / 記憶
Research Abstract

歯はヒトが生活を営むうえで最も重要な器官の一つである。また、歯を支える歯根膜は健全な咀嚼機能を営むうえで重要な機能を持ち合わせる高度に分化した機能組織である。
現在、歯科臨床で広く汎用されているインプラントは、欠損補綴を考える際に欠くことのできない選択肢となりつつある。骨性結合を獲得したインプラントでは多くの良好な予後が報告されている。しかしながら、インプラント窩洞形成が骨組織に障害を与え、既存骨に骨細胞の消失した領域を生じさせた場合、骨性結合獲得後もこのような障害を受けた領域はインプラント周囲に残存し、長期的な治療効果に影響を及ぼすことが報告されている。
本研究の目的はラット実験モデルを用い、歯根膜を喪失した抜歯窩にインプラント体を埋入し、咬合を回復させた一定期間の後に8方向放射状迷路を用いて学習記憶能を行動学的に評価すること、Niss1染色法を用いて海馬錐体神経細胞数を病理学的に評価すること、TrkB-mRNAを用いたIn situ Hybridization法を用いて分子生物学的に評価することである。つまり咀嚼機能を回復させることにより脳内での神経活動性は変化し何らかの変化を見せるという仮説をたてた。その前段階として平成20年度は予備実験を行った。内容としてはまず、適切なメーカー、規格のインプラント体の選択を行った。次に、モーターを用いてインプラント窩洞を適切な方法で形成しインプラント体を窩洞へ埋入するという実験を実験動物ではなく、人間の顎模型を用い技術の習得を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Effect of Tooth Loss on Spatial Memory and TrkB-mRNA Levels in Rats2008

    • Author(s)
      Kaoruko Yamazaki, Noriyuki Wakabayashi, Takuya Kobayashi, et.al.
    • Journal Title

      HIPPOCAMPUS 18

      Pages: 542-547

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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