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2010 Fiscal Year Annual Research Report

咬合回復が高次脳機能に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 20791437
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

山崎 薫子  岩手医科大学, 歯学部, 常任研究員 (50405784)

Keywords脳 / 咬合 / インプラント補綴 / 学習記憶 / 歯学
Research Abstract

「歯」はヒトが生活を営むうえで最も重要な器官の一つである。また、歯を支える歯根膜は健全な咀嚼機能を営むうえで重要な機能を持ち合わせる高度に分化した機能組織である。
現在、歯科臨床で広く汎用されているインプラントは、欠損補綴を考える際に欠くことのできない選択肢である。骨性結合を獲得したインプラントでは多くの良好な予後が報告されている。しかしながら、インプラント窩洞形成が骨組織に障害を与え、既存骨に骨細胞の消失した領域を生じさせた場合、骨性結合獲得後もこのような障害を受けた領域はインプラント周囲に残存し、長期的な治療効果に影響を及ぼすことが報告されている。
本研究の目的はラット実験モデルを用い、上顎臼歯部歯根膜を喪失した抜歯窩にインプラント体を予備実験で取得した方法に従い埋入し、咬合を回復させた一定期間の後に8方向放射状迷路を用いて学習記憶能を行動学的に評価すること、Nissl染色法を用いて海馬錐体神経細胞数を病理学的に評価すること、TrkB-mRNAを用いたIn situ Hybridization法を用いて分子生物学的に評価することである。つまり咀嚼機能を回復させることにより脳内での神経活動性は変化し何らかの変化を見せるという仮説をたてた。研究全期間で適切なインプランターの選択、特殊規格インプラントの選択、製作、モーターを用いてインプラント窩洞を適切な方法で形成しインプラント体を窩洞へ埋入するという実験を人間の顎模型で技術習得し、実際に実験動物でも行った。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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