2009 Fiscal Year Annual Research Report
マッチングを使用した前向き臨床研究による即時荷重インプラントの治療効果
Project/Area Number |
20791475
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
内田 圭一郎 Showa University, 歯学部, 助教 (30384332)
|
Keywords | 歯学 / 臨床 |
Research Abstract |
インプラント治療は,他の補綴治療と比較して治療効果が大きく,患者のQOLの向上に寄与してきたことは間違いない.しかし,本治療法の欠点である患者への侵襲を小さくすること,およびその治療効果の高いエビデンスが必要とされている.従来我々は,インプラントオーバーデンチャーの治療効果について,後ろ向き研究を行ってきた.一方で近年は下顎無歯顎患者に対して,治療期間が非常に短い即時荷重インプラント治療が盛んに行われている.そこで本研究は,マッチングを使用した前向き臨床研究により即時荷重インプラントの治療効果を解明することを目的とした. 平成21年度は,主に治療効果のスコアリングとマッチングテストによる治療効果を比較検討した上平成22年度は,前年度に引き続き被験者を可及的に増加させ,各治療法のスコアリングおよび多変量解析を用いた機能評価値を解析する.併せて患者の主観的評価としてアンケート調査をおこなう.各機能評価の相関関係を解析し,最終的にどの治療法がどのくらいの治療効果が得られたかを総合的に判断しトリートメントプロトコールを確立する. 〔本年度の研究計画〕 ・クロスオーバー試験 3ヵ月毎に他の補綴装置を装着し,各補綴処置につき延べ15名のデータを得る. ・マッチングによる治療効果の明確化 各診査項目が各群間で可能な限り近い値を取るようにマッチングを行い,各群で比較して,各機能評価表の値にどのような違いがあるのか解析する.
|
Research Products
(4 results)