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2009 Fiscal Year Annual Research Report

FGF結合蛋白HBp17/FGF-BPを標的にした口腔癌の分子標的治療の開発研究

Research Project

Project/Area Number 20791519
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

新谷 智章  Hiroshima University, 病院, 助教 (90403518)

KeywordsFGF結合蛋白
Research Abstract

(1)扁平上皮癌細胞におけるFGFBP/HBp17蛋白の発現の検討
当科で樹立した5種類の口腔扁平上皮癌由来細胞株から培養上清と細胞内のFGFBP/HBp17蛋白の発現をウエスタンブロット法にて検討した。その結果から、NA,UE,A431,KA,KO細胞でFGFBP/HBp17蛋白発現が認められた.。
(2)siRNAによるFGFBP/HBp17蛋白およびFGFBP/HBp17mRNAの発現量の変化を検討
NA,UE,A431,KA,KO細胞にFGFBP/HBp17 siRNAをトランスフェクションした.対照にスクランブルsiRNAをトランスフェクションした.トランスフェクションした細胞よりmRNAを抽出し定量PCRを行った.インターナルコントロールにはGAPDHを使用した.その結果FGFBP/HBp17 siRNAをトランスフェクションしたすべての細胞で遺伝子発現がコントロールの細胞に比べて抑制していた.
次にFGFBP/HBp17蛋白発現量を比較検討した.すなわち,トランスフェクションした細胞とその培養上清を回収し,ブラッドフォードアッセイにて,タンパク量を統一した後,ウエスタンブロット法を用いて比較した.その結果FGFBP/HBp17 siRNAをトランスフェクションしたすべての細胞でのタンパク発現がコントロールの細胞に比べて抑制していた.
(3)抗HBp17/FGF-BP抗体を用いた免疫組織学的検討 当科に受診した患者から得た手術材料を用いて正常組織と癌の組織におけるFGFBP/HBp17蛋白発現を検討した.正常口腔粘膜上皮ではFGFBP/HBp17は有棘細胞層に発現していた.口腔扁平上皮癌でもFGFBP/HBp17蛋白発現は認められ,その発現強度は正常口腔粘膜上皮に比べ,増加していた.

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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