2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20791598
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Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
金山 隼人 Matsumoto Dental University, 歯学部, 助教 (70460417)
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Keywords | 歯学 / 生理学 / 脳・神経 |
Research Abstract |
本研究の目的は,動物の咬合関係を維持したまま,咬合高径を低下させたモデル動物を作成し,顎間ゴム装着前後と撤去後の咬合高径と咀嚼運動の経日的変化を明らかにすることである.平成21年度の計画は,咬合高径低下モデル動物の作成し,顎間ゴム装着前後と撤去後の咬合高径の経日的変化を明らかにすることであった. 実験には,咬合高径の神経メカニズムについての知見が得られているモルモットを用いた.頬骨弓と下顎骨にそれぞれフックを装着し矯正歯科臨床で用いられている顎間ゴムを応用して咬合高径の低下を行った. 実験群と対照群の経日的変化の検討には,当大学に既設の小動物用3次元エックス線マイクロCT撮影装置を用い,咬合高径と成長量の評価として頭蓋前後径の計測を行った. 顎間ゴム装着2週間後には,頭蓋前後径は成長によって両群ともに約1mm増加し,両群に有意な差は認められなかった.しかし,咬合高径は対照群で約1mm増加し,実験群では約0.6mmの減少した.顎間ゴム装着によって両群に有意な差を認めた.また,顎間ゴム撤去1日後には実験群で咬合高径は急激に増加しその後対照群と同様の増加率となった.このことにより,顎間ゴム装着によって咬合高径低下は低下し,顎間ゴム撤去後には咬合高径が急増することがわかった.平成22年度は,昨年度と同様,撤去後の咬合高径の経日的変化の統計学的解析や顎運動や咀嚼筋活動などの咀嚼運動の変化を検討・検討していく予定である.
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Research Products
(2 results)