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2009 Fiscal Year Annual Research Report

侵襲性歯周病患者におけるTh17細胞およびIL-17の役割についての研究

Research Project

Project/Area Number 20791625
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

田中 繁寿  Aichi Gakuin University, 歯学部, 講師 (30367619)

KeywordsT細胞 / インターロイキン17 / 歯周病
Research Abstract

歯周病におけるTh17細胞およびIL-17の役割について調べるため、本研究では、1)侵襲性歯周炎患者と健常者の歯肉溝浸出液からのIL-17の濃度に差があるか?2)侵襲性歯周炎患者と健常者において、Th17細胞の誘導に差があるか?の2点を目的とした。20年度は侵襲性歯周炎患者とコントロール患者それぞれ10名よりGCFを採取し、IL-17濃度をILAISAにて測定したが、すべてのサンプルにおいて検出限界以下であった。歯肉のリアルタイムPCRにて、IL-17の発現を調べた。結果コントロールに比べ、4-18倍のIL-17の発現を認めた。以上より、侵襲性歯周炎患者と健常者においてIL-17の産生に差があるかはわからないが、歯肉の局所において炎症の存在する部位においてはIL-17の産生を認めることが明らかになった。21年度はGCFの採取方法をいくつか工夫し、再度GCF中のIL-17の解析を行ったが検出することができなかった。その後、Th17細胞の分化への影響を調べる準備として、THP-1細胞を、E.coliおよびA.a.由来のLPSで刺激し、培養上精からのIL-12およびIL-23について解析した。E.coliおよびA.a.由来のLPS両方ともに反応し、IL-12およびIL-23とも検出できた。その後、侵襲性歯周炎患者と健常者の血液を採取後、単球を単璃しE.coli由来のLPSにて刺激後、培養上精からのIL-12およびIL-23について解析した。両サイトカインともに検出できたが、侵襲性歯周炎患者と健常者の間で有為な差は認められなかった。今後もう少しサンプル数を増やし検討する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] ある一卵性双生児において、片方のみに著しい歯周組織破壊を認めた症例2009

    • Author(s)
      田中繁寿
    • Organizer
      第4回日本歯周病学会中部地区大学・日本臨床歯周病学会中部支部合同研究会
    • Place of Presentation
      松本
    • Year and Date
      2009-11-24
  • [Book] 最新の歯周外科手術をマスターしよう! -基本から高度症例への応用まで-2009

    • Author(s)
      野口俊英
    • Total Pages
      150
    • Publisher
      第一歯科出版

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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