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2010 Fiscal Year Annual Research Report

特別養護老人ホームの介護職員が利用者に対して行う口腔ケア技術の向上に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20791643
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

新井 恵  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (40331350)

Keywords口腔ケア / 特別養護老人ホーム / 要介護高齢者 / 介護職員 / 誤嚥性肺炎
Research Abstract

特別養護老人ホームで介護職員が利用者に行っている口腔ケアの現状を把握すると共に、口腔ケアを困難にしている要因を明らかにすることを目的とし、今後の口腔ケアのあり方を検討した。
埼玉県内の特別養護老人ホーム256施設の施設長と介護職員約1,000名を対象とし、無記名自記式質問紙調査を実施した。調査項目は、施設長に対しては、施設の状況、口腔ケアに対する意識等とした。介護職員に対しては、口腔ケアに関する専門家の指導の有無、口腔ケアに対すると意識した。調査表は施設ごとに郵送し、施設長を通して回収、返送してもらった。その後、調査項日ごとに統計学的処理を行った。
施設長は口腔ケアの重要性を認識しながらも、人員配置などの条件から口腔ケアに時間が割けないことを問題点として挙げていた。現在、口腔ケアの専門家である歯科衛生士を常勤として雇用している施設は少数で、今後も常勤として雇用しないとの回答がほとんどであった。
介護職員は、施設の方針や個人の力量により、困難を感じる項日に大きな差があったが、施設長と同様、配置されている介護職員の人数の少なさから、時間がかけられないといった問題点が挙げられていた。また、口腔ケアに関するスキルを身につけたくても、施設外で行われる研修会などには多忙であることから参加しづらいことも明らかになった。
以上のような点から特別養護老人ホームにおける介護職員が行う口腔ケアに関する問題点及び、口腔ケア技術向上に必要な事項が明らかになった。
本研究結果を基に、歯科衛生士が介護職員に対して口腔ケアの教育を行い、改善度をみる介入研究を行う必要がある。更に、介護職員が利用者に行う口腔ケアの具体的なマニュアルについても検討する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 特別養護老人ホーム入所高齢者の口腔衛生と歯科衛生士の関与について2010

    • Author(s)
      新井恵
    • Organizer
      第69回日本公衆衛生学会総会
    • Place of Presentation
      東京国際フォーラム(東京都)
    • Year and Date
      2010-10-29
  • [Presentation] 特別養護老人ホームにおける介護職員の口腔ケアの実態と困難感に関する研究2010

    • Author(s)
      新井恵
    • Organizer
      第5回日本歯科衛生学会学術大会
    • Place of Presentation
      OVTA 財団法人海外職業訓練協会 国際能力開発支援センター(千葉県)
    • Year and Date
      2010-09-19

URL: 

Published: 2012-07-19  

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