2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20791647
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
高橋 賢晃 The Nippon Dental University, 生命歯学部, 非常勤助手 (20409246)
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Keywords | 老年歯学 / 咬合力 / 咀嚼能力 |
Research Abstract |
H20年度において、高齢者における咬合力訓練装置の開発を行い、さらに当病院に通院する患者に対し、この装置を用いた間接的訓練を行い、その効果について検討した。 1. 咬合力訓練装置の開発 : 有歯顎用と無歯顎用の2種類の訓練装置を製作し、当病院に通院をしている65歳以上の高齢者10名に対し、作成した訓練プロトコールのもと、一ケ月間使用した後、アンケート調査を行い、訓練装置の大きさ、形状、感触、硬さ、色、使いやすさ、使用回数、習慣性、におい、味の10項目について評価した。再検討により、訓練装置の形態を顎間距離に合わせ、チューイング部の厚さを有歯顎用は、15mmと10mmとし、無歯顎用は、30mmと25mmに設定した。 2. 訓練プロトコールの設定 : 有歯顎者においては、訓練装置を臼歯列にあわせて、患者自身で保持しての10秒間の持続的に咬合させる訓練プロトコールを作成した。また、局部床義歯の場合においては、義歯をはずして歯牙と粘膜間で咬合させ、上下無歯顎者においては、義歯を外して粘膜間での咬合をさせるように設定した。 3. 訓練装置の効果の検討 : 開発した咬合力訓練装置を用いて当院に通院している65歳以上で歯科口腔外科的に問題のない2名に対して、作成した訓練プロトコールに沿った訓練を一ケ月間行い、訓練後の最大咬合力をプレスケールにより記録し、その効果を検討した。訓練後の最大咬合力は2名とも増加しており、開発した咬合力訓練装置を用いた間接的訓練は、咬合力の向上に有効であるとうかがわれた。今後は、対象者を増やし、本訓練装置の更なる効果について検証中である。
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Research Products
(1 results)