2008 Fiscal Year Annual Research Report
日本人看護師の国際移動に関する研究:看護人材の有効活用に向けた現状把握
Project/Area Number |
20791663
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
千葉 陽子 Kyoto University, 医学研究科, 助教 (80432318)
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Keywords | 看護・看護師 / 国際・海外・外国 / 外国人 / 職歴の移動 / ヘルスマンパワー / 保健医療政策 |
Research Abstract |
背景因子のレビュー まず、文献より本研究テーマの背景因子の再レビューを実施した。英文については、データベース(CINAHL, MEDLINE, PubMed, ProQuest)から「International, Nurse, Migration」をキーワードとして文献を検索し、簡易レビューを経て最終46件を採択した。その後、文献タイプ(研究・概説等)、第一著者の国籍や所属先、看護師の国際移動の定義、主に取り上げられている看護師供給国・需要国、看護師の国際移動に関する国の政策の有無と内容、国や個人にとっての直接的・間接的動機やインパクト等の25項目を設定し、これらの項目に沿って協力者5名とともに各文献をレビューした。和文については、医学中央雑誌Webより「看護/看護師、国際/海外/外国、移動/流出」をキーワードとして文献を検索したところ、該当文献が少なく、該当文献のシソーラスにより更に文献検索を行って本研究テーマと関連した文献を選択の上、レビューを行った。 質問紙の作成 文献レビュー結果に基づいて日本人看護師の海外移動志向や動機に関する項目を取り上げてグループ化するとともに、これまでに海外での修学・就業・国際協力経験がある看護師への個別インタビューやフォーカスグループディスカッションにより、質問項目の再構成を行った。海外移動志向がない看護師の意見や、看護学生、医学生、医師の意見も参考にして、プレテストを重ねた。研究再開後には、この質問紙を用いて日本人看護師・看護学生の海外移動志向・形態・動機に関する量的調査を実施する予定である。
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