2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20791673
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
宮芝 智子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (20321119)
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Keywords | 看護技術 / 演習 / 看護学生 / 自己評価 / 学習過程 |
Research Abstract |
1.看護枝術演習における学習過程の質に関係する特性の解明 平成21-22年度にかけて、「学習活動自己評価尺度-看護技術演習用-」を開発した。また、文献検討に基づき、「看護技術演習における学習過程の質に関係する可能性のある25の学生特性」を抽出した。「看護技術演習における学習過程の質」を従属変数、「看護技術演習における学習過程の質に関係する可能性のある25の学生特性」を独立変数とし、t検定、分散分析、相関係数の算出を行った結果、看護技術演習における学習過程の質に関係する15特性が明らかになった(p<0.01)。15特性とは、「演習目標に関する理解度」「演習方法に関する理解度」「目標達成度」「実際に練習できる程度」「不安や緊張の程度」「技術提供場面のイメージのしやすさ」「教員からの支援の程度」「学生間の人間関係」「グループ学習の効果の程度」「事前学習の頻度」「時間外練習の頻度」「時間外の練習環境」「看護への価値づけの程度」「志望動機」「教育課程」であった。 2.学習過程の質と特性の関係を表す仮説の導出 看護技術演習における学習活動の質に関係する特性を探索した結果、次の仮説が示唆された。 演習の目的や方法を理解している方がそうでないよりも、練習時間が十分にある方がそうでないよりも、不安や緊張を感じている方がそうでないよりも、技術提供場面をイメージしやすい方がそうでないよりも、教員からの支援を十分受けた方がそうでないよりも、他学生との人間関係が良い方がそうでないよりも、グループ学習を効果的であると感じている方がそうでないよりも、事前学習をしている方がそうでないよりも、時間外練習をしている方がそうでないよりも、時間外の練習環境が整っている方がそうでないよりも、看護職を価値づけている方がそうでないよりも、内発的動機づけにより看護職を希望した者の方がそうでないよりも、専門学校に在籍する者の方がそうでないよりも看護技術演習における学習活動の質が高い。
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Research Products
(2 results)