2008 Fiscal Year Annual Research Report
消化器系ストーマ造設患者のセルフケア情報提供システムの開発
Project/Area Number |
20791706
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
橋弥 あかね Osaka Prefecture University, 看護学部, 助教 (00457996)
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Keywords | ストーマケア / 周手術期看護 / 看護情報額 / RDF / データベース / オントロジー |
Research Abstract |
1. 先行研究調査と文献検討による消化器系ストーマ造設患者のセルフケアの問題点と対処方法の抽出 消化器系ストーマ造設患者の在宅におけるセルフケアの問題点を明らかにするため、医中誌(1998年〜2008年)をデータベースとし、「ストーマ」「自己管理」「QOL」をキーワードに文献検索を行った。ヒットした172文献のうちウロストミーを削除した136件で本研究目的に関連する48文献を分析した。文献内容を分類したところ、<食事><装具交換>などの8カテゴリーを分類できた。またカテゴリーにはそれぞれサブカテゴリーが抽出された。例えば<食事>カテゴリーには<通常の食事><便秘時の食事><下痢時の食事><ガスに対する食事><においへ対する食事>の5サブカテゴリーが抽出された。対処方法についてはストーマケアに関して記述している10文献を用いて抽出した。 2. データベース作成 上記1. で抽出したサブカテゴリーに対する対処方法についてデータベースを作成した。対処方法はRDF (Resource Description Framework)を利用することを想定して最小単位に細分化し、メニューで選択された項目によって細分化した対処方法を組み合わせて提示できるようにデータベースを作成した。 3. アルゴリズムの検討 上記1. の文献検討の結果、個人情報入力箇所については、年齢による問題点に差がなかったこと、また女性特有の問題として妊娠・出産・育児があったがメニュー選択で表示をすることにより、年齢や性別の入力は不必要となった。メニュー選択については上記1. のカテゴリーを第1階層、サブカテゴリーを第二階層、ユーザーが知りたい情報のみを表示できるようにサブカテゴリーを細分化し、第三階層として階層メニューを作成した。今後は情報提供だけでなく、ユーザ同士の情報交換も必要であるため。掲示板などの作成も検討する。
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