2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20791745
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
石井 真 Kitasato University, 北里大学看護学部, 助教 (70338002)
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Keywords | 乳幼児 / 喘息 / 親 / 育児支援 / 情報 / 看護 / 教育 |
Research Abstract |
I. 研究の目的 幼い子どもを育児中の親は制約された時間の中で生活しており、家から出掛けて喘息教室に参加するのは困難で、子どもの受診時には時間が限られでしまうため、医療者から十分に説明や教育を受けることは難しい状況にある。それゆえ、時間を気にせずに利用できるインターネットなどを情報源にしている場合が多いが、玉石混合の情報源に翻弄されている場合もある。本研究の目的は、親がどのように情報を利用しているのかを理解することで、効果的に不安や恐怖を緩和し、対処行動の獲得に向けた看護援助への示唆を得ることである。 II. 研究方法 乳幼児期の喘息児を養育する母親3名に60分程度のインタビューを行い、質的分析を行った。 III. 倫理面への配慮 以下の権利を保障することを明記した説明文を用いて口頭で説明し、同意が得られた場合にインタビューを行った。1.研究に自主的に参加する権利2.研究についての情報を知る権利3.プライバシーを保護される権利4.研究に参加した際の利益、不利益 IV. 結果・考察 親は、自分が身近に感じる情報源(インターネット、近所の友人、かかりつけ医)を利用して、情報を得ていた。情報によっては、全く逆だと感じる情報もあり、最終的に何を信じるかは自分の価値観によるところが大きいと感じていた。看護師は、個々の親の価値観をよく知り、親が子どもの喘息治療にとってベストな治療を選択できるように援助する必要がある。
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