2008 Fiscal Year Annual Research Report
アクションリサーチによるサモアの児童の肥満予防教育プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
20791786
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
御子柴 裕子 Nagano College of Nursing, 看護学部, 講師 (00315847)
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Keywords | 児童 / 肥満 / 健康教育 / サモア / アクションリサーチ |
Research Abstract |
1. サモアの児童の健康状態および生活状況、健康生活に関する認識の調査に関する準備 サモアのモデル小学校の児童に対するベースライン調査は、サモア側の事情により平成21年度に実施することになった。平成20年度は、ベースライン調査内容の再検討、実施計画の立案およびサモア側とのスケジュール調整を行った。ベースライン調査内容については、先行研究や文献、児童の健康教育を実施している小学校の見学等により検討を行った。対象が児童であること、またサモアの文化的規範や価値観を鑑みて、身体に侵襲を与える血液検査の代わりに、腹部超音波検査による腹膜前脂肪厚や尿酸値等の非侵襲的検査を行うこととした。さらに、専門家の助言を受けて、調査項目の中に子どものQOLやSOCを入れることとした。これらについては、サモア側の協力者と適宜、連絡・調整を図りながら行った。また、2名のサモア側協力者に10日間来日してもらい、小児の肥満予防に関する知識や技術について共に学習しながら調査内容の検討を重ね、ベースライン調査の実施計画の立案およびスケジュール調整を行った。 2. アクションリサーチおよび統計的手法を用いた研究方法に関する学習 大学のある市の保健師と共に、壮年期を対象とした肥満予防に関する保健事業に取り組む中で、アクションリサーチに関する理解を深めた。ベースライン調査、介入、介入後の評価(3回)、という一連の流れの中で、研究デザインや調査項目、身体的データの経時的な解析等、統計的手法を用いた研究方法について学習した。
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Research Products
(3 results)