2009 Fiscal Year Annual Research Report
自閉症児の行動評価尺度を用いた療育効果と自閉症児の行動変容が与える母親への影響
Project/Area Number |
20791790
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
別宮 直子 Osaka Prefecture University, 看護学部, 講師 (30438246)
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Keywords | 自閉症児 / 療育 / 母親 / 行動評価尺度 / 心の健康自己評価質問紙 / 行動変容 |
Research Abstract |
平成21年度の研究実施計画では、1.前年度に引き続いての書籍等による文献調査、2.研究協力施設と具体的な研究調査のスケジュールを療育プログラムを鑑み検討する、3.その後、自閉症児の療育を開始された母親を対象に、研究目的・方法を説明し研究協力の得られた母親には、初回の調査実施を計画内容としてあげていた。 平成21年度には、 1. 調査実施と並行して文献調査を実施し、 2. 研究協力施設と具体的な研究調査のスケジュールを検討し、5回としていた調査回数を、研究協力者の負担および研究協力施設の事業スケジュールから6月から開始の3ヶ月毎、計4回の調査とした。 3. 初回のアンケート調査を平成21年6月から開始し40名の母親に説明し配布した。同意が得られ初回回収したのは32名(80%)であった。初回調査については回収を終え、既に自閉症児や母親の属性(例えば通所療育施設数や母親の職業の有無など)と自閉症児の行動の程度、母親の精神的健康度との関連を検討しており、平成22年6月の学会で初回時の調査結果を本研究成果の一部として報告予定である。 平成21年度の研究実施計画で述べていたように、すべての対象者が同時期の通所開始でないことから、本年度内では初回調査の配布と回収の実施のみを計画していた。しかし、平成21年6月(1回目)から実際にアンケート調査を配布することができ、初回配布から3ヶ月後、6ヵ月後、9ヵ月後の配布と回収を現在行っており、平成22年度半ばにはアンケート調査の回収を終える予定である。 したがって、平成21年度研究計画に基づき、研究を進めることができたといえる。
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