2008 Fiscal Year Annual Research Report
山村過疎地に住む中学生の"親元離れて元気に生きるプログラム"の考案
Project/Area Number |
20791791
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
西頭 知子 Osaka Prefecture University, 看護学部, 助教 (90445049)
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Keywords | セクシュアリティ教育 / 思春期 / 中学生の性意識 |
Research Abstract |
20年度は、先行研究の文献検討、セクシュアリティ、思春期に関するセミナーおよび学会等への参加を通して、昨今の教育現場におけるセクシュアリティ教育の状況や、学生・教職者たちの性意識・性行動への理解を深めた。そこから、現状を反映した内容の質問紙を作成するに至った。21年度はこの質問紙を用いた調査を行う予定である。この調査により、対象地域中学生の性行動・性意識に関する実態や教職者のセクシュアリティ教育に対する意識および実施状況が、より正確に捉えられることが期待されると共に、調査結果は、子どもたちの行動変容に結びつく有効なセクシュアリティ教育について検討するための有益な指標となり得るものである。 また、質問紙調査の実施対象中学校を管轄する教育委員会の承諾を得、各中学校校長に研究概要の説明と協力への依頼をし、実施に向けての調整を行った。その結果、21年度当初より、スムーズに調査を開始できる予定である。また、教育委員会担当者および、中学校校長との話し合いを通して、地域の特性、保護者や教職員のセクシュアリティ教育に対するとらえ方や実状を知ることができたことは、質問紙の作成や実施時期を検討するにあたり有益であった。 21年度は、アンケート調査の実施、結果の分析をうけて、対象地域の特性に合った教育プログラムを考案する予定であり、20年度はその準備を過不足なく整えることができたと評価する。
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