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2008 Fiscal Year Annual Research Report

精神疾患を持つ患者が看護師への暴力を思い止まった体験と看護の実際

Research Project

Project/Area Number 20791795
Research InstitutionFukuoka Prefectural University

Principal Investigator

安永 薫梨  Fukuoka Prefectural University, 看護学部, 講師 (80382430)

Keywords精神看護 / 暴力 / 精神疾患を持つ患者 / 看護師 / 体験
Research Abstract

今年度は、精神疾患を持つ患者が看護師への暴力を思い止まった出来事について、患者と看護師の双方の立場から、(1)患者が看護師に暴力を振るいそうになった状況、(2)引き金、(3)患者と看護師の行動(行為、感情、思考)、(4)患者と看護師の関係性、(5)病棟環境、(6)実際に用いられた精神看護技術を明らかにし、看護師への暴力を思い止まる看護について検討することを目的として、研究に取り組んだ。具体的には、まず、文献検討を行い、インタビューガイドや質問紙(フェイスシートなど)を作成した。次に、研究の倫理審査を福岡県立大学倫理審査委員会に申請した。研究の倫理審査承認後、F県内の4つの単科の精神科病院に研究協力をお願いした。協力の得られた1施設の管理者に看護師への暴力を思い止まった体験を持つ患者4名を紹介してもらい、面接調査を行った。その結果については、インタビュー内容を逐語録に起こし、現在、質的帰納的に分析中である。また、看護師への暴力を思い止まった体験を持つ患者4名の語りから、看護師の関わりが患者から看護師への暴力を思い止まったというよりは、自分自身の力で看護師への暴力を思い止まっていたことが明らかになった。今年度は、精神疾患を持つ患者が看護師への暴力を思い止まった出来事について、患者と看護師の双方の立場から、(1)患者が看護師に暴力を振るいそうになった状況、(2)引き金、(3)患者と看護師の行動(行為、感情、思考)、(4)患者と看護師の関係性、(5)病棟環境、(6)実際に用いられた精神看護技術を明らかにし、看護師への暴力を思い止まる看護について検討することを目的として、研究に取り組んだ。具体的には、まず、文献検討を行い、インタビューガイドや質問紙(フェイスシートなど)を作成した。次に、研究の倫理審査を福岡県立大学倫理審査委員会に申請した。研究の倫理審査承認後、F県内の4つの単科の精神科病院に研究協力をお願いした。協力の得られた1施設の管理者に看護師への暴力を思い止まった体験を持つ患者4名を紹介してもらい、面接調査を行った。その結果については、インタビュー内容を逐語録に起こし、現在、質的帰納的に分析中である。また、看護師への暴力を思い止まった体験を持つ患者4名の語りから、看護師の関わりが患者から看護師への暴力を思い止まったというよりは、自分自身の力で看護師への暴力を思い止まっていたことが明らかになった。そのため、看護師に暴力を振るいそうになった患者と患者から暴力を振るわれそうになった看護師をペアとして、面接調査をすることはできなかった。
今後は、さらに面接調査の対象者数を増やし、質的帰納的に分析を進めていきたい。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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