2009 Fiscal Year Annual Research Report
自立支援に繋がる福祉用具選定および継続評価のための標準化シートの開発
Project/Area Number |
20791811
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Research Institution | The Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing |
Principal Investigator |
大倉 美鶴 Fukuoka University, 医学部, 講師 (70364172)
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Keywords | 在宅看護 / 福祉用具 / 自立支援 |
Research Abstract |
本研究の目的は、自立支援に繋がる福祉用具の選定および継続評価のための標準化シートを開発することである。 2008年度より、標準化シートの開発を目指し、様々な職種の者(訪間看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、介護士ら)にその試用や評価を依頼し、福祉用具の選定基準とモニタリングの視点や不明瞭な点をディスカッションおよびアンケート調査を定期的に実施することで、その情報を構成化しながら分析し、標準化に繋がるシート(標準化試用シート)を作成した。 2009年度は、開発した試用標準化シートを福祉用具のモニタリングに関係する専門家(介護支援専門員、訪問看護師、理学療法士、作業療法士)に使用してもらい、使用後の評価を聞き取り、何度か、チェック項目の内容やレイアウトを修正した。 専門家の標準化試用シートに関する評価に基づき、再修正したものを標準化最終版シートとした。 現在、モデル的に幾つかの施設で使ってもらうように準備を進め、完成版シートの作成を目指す。 本研究を進めていくうちに、福祉用具への興味や関心度が高くなり、療養者らの利用状況や家族の介護状況などを確認していくことで、自立支援や介護負担軽減へ影響していることが判り、福祉用具選定や継続モニタリングの本来の意味とその重要性を認識する機会になったと考え、大変意義のある研究に繋げられたと確信している。
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Research Products
(1 results)