2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20800041
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
渡部 有隆 The University of Aizu, コンピュータ理工部, 准教授 (30510408)
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Keywords | ビジュアル言語 / プログラミング / データベース / 自己説明型コンポーント |
Research Abstract |
アルゴリズムの記述、シミュレーション、問題解決、ソフトウェア開発におけるプログラミングをより直観的・透過的に行うためのサイバーフィルム及び対応するビジュアルプログラミング言語の普及を図るため、様々なアルゴリズムを本言語で記述し、言語要素をデータベースとして格納することが本研究の目的である。本年度は、平面幾何アルゴリズム、物理シミュレーションにおける粒子運動に関するサイバーフィルムを開発し言語を拡張した。これらの成果により、本言語の表現力をさらに実証することができた。データベースの実装においては、昨年度の成果である設計を基にデータベースサーバを構築した。サイバーフィルム、構造、計算の流れ、関数、式等のスキーマを定義し、これまで開発されたサイバーフィルムを表現するための部品を格納した。さらに本サーバをアプリケーションサーバに拡張し、外部システムがデーターベースの部品を取得するためのAPIを開発し公開した。本APIを利用し、データベース内のコンポーネントを検索するためのインタフェース、プログラムの部品であるビジュアルシンボルを適時取得し送信するためのサーバ及びそれらを言語構造に従って表示するためのクライアントインタフェース(エディタとなるもの)のプロトタイプを開発した。本インタフェースはWEBブラウザ上で稼働するサービスとして実装され、サイバーフィルムの検索、観覧及び実行可能コードの取得が可能となった。これらデータベース、アプリケーションサーバ、及び各種インタフェースにより、サイバーフィルムへのアクセスがより容易となり、エンドユーザがWEB上で最小限のタイピングでプログラミングを遂行することができる環境の基盤が得られた。さらに、本年度の成果は、サイバーフィルムのエディタ開発、データ可視化言語開発、並列アルゴリズムの分散処理サーバの構築等に関する応用研究へと繋げることができる。
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Research Products
(2 results)