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2008 Fiscal Year Annual Research Report

精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践における対等性の研究

Research Project

Project/Area Number 20830076
Research InstitutionTohoku Bunka Gakuen University

Principal Investigator

江間 由紀夫  Tohoku Bunka Gakuen University, 医療福祉学部, 准教授 (50453361)

Keywordsソーシャルワーク / 精神保健福祉 / 援助関係 / 対等性 / 利用者主体
Research Abstract

本研究は、精神保健福祉領域におけるソーシャルワーカーと利用者間の対等性に関して、両者が共有できる概念とその成立条件を明らかにし、利用者主体を推進する援助関係のあり方を見いだすことを目的とするものである。
研究方法としては、精神保健福祉領域で働くソーシャルワーカーと精神保健福祉サービスの利用者を対象に半構造化質問によるインタビュー調査を行い、得られたデータを質的研究の手法を用いて分析し、援助関係における対等性の概念とその成立要件を明らかにすることとした。
平成20年度は、調査内容の検討と、北海道、新潟県、長野県においてソーシャルワーカー4名、ソーシャルワーカー以外の援助者(指導員)1名、利用者9名の計14名に対するインタビュー調査を実施した。これまでの調査結果については、現在分析を進めているところであるが、対等性に関係する概念を形成する要素として、利用者からは「利用者自身の自己肯定感の回復」、「業務外の会話が形作る関係性」、「話を聞いてもらうことの重要性」などの要素が見いだされた。また、ソーシャルワーカーのインタビューからは「業務と業務外の切り替え」、「非対等性を生む要素を消そうとする努力」、「援助関係の中で成立する対等性の模索」などの要素が見いだされた。
平成21年度は、これまでの調査結果の分析と平行して、対象者を拡大した追加のインタビュー調査を実施し、対等性概念の整理とその成立要件を明らかにして行きたい。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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