2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20830106
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
大月 友 Waseda University, 人間科学学術院, 助教 (20508353)
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Keywords | 潜在的連合 / 社会不安 / Go / No-go Association Task |
Research Abstract |
平成20年度,本研究は実験環境の整備を主に進めてきた。その概要を以下に記す。 1)必要備品の調達と整備 本研究では,(1)認知課題(個人の潜在的認知を測定するためのコンピュータを用いた課題)の実施(2)スピーチ場面でのパフォーマンスデータ(主に生理データ)の収集,に重点を置いている。そのため,(1)に関してはパーソナルコンピュータ,心理実験用プログラミングソフト,および,心理実験用反応ボックスが,(2)に関しては生理指標測定機器,および,生理データ解析ソフトが必要不可欠であった。そこで,平成20年度は上記備品のうち,生理データ解析ソフト以外の備品の調達を順次進めた。平成21年度に生理データ解析ソフトの調達を実施すれば,実験が開始できる環境が全て整っている。 2)心理実験(認知課題)のプログラミング,操作チェック 上記備品を用いて,本研究の中核であるGo/No-go Association Task (GNAT)などの認知課題のプログラミングを行った。また,作成した認知課題の操作チェック,および,妥当性の検討を目的として,40名の実験参加者に同様の認知課題を実施する予備実験を行った。その結果,作成された認知課題により全参加者においてデータの収集が可能であることが示された。妥当性の検討に関しては,現在分析中であり,平成21年度の日本行動療法学会にて発表の予定である。 3)認知課題の信頼性の検討 現在,認知課題の信頼性の検討を行うためデータの収集中である。信頼性に関しては,(1)内的整合性の検討,および,(2)同一参加者に対して1週間間隔で2回データを取ることで,再検査信頼性を検討することとしている。
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