2009 Fiscal Year Annual Research Report
意識せずに風景撮影のみで直感的で分かりやすいナビゲーション環境の実現に関する研究
Project/Area Number |
20860021
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
金 帝演 Saitama University, 大学院・理工学研究科, 助教 (50510062)
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Keywords | 高度交通システム |
Research Abstract |
2009年度は研究実施計画の通りマーカレス型車両ナビゲーションシステムの実現に関する研究を行った。具体的にはDPマッチングを導入した位置特定システムの構築、位置特定精度・データベースの大きさ・処理時間の評価、季節・天気・時間帯が位置特定精度に与える影響について検討を行った。 ・システム構築 時間伸縮を吸収するためにDPマッチングを導入した位置特定システムを構築した。 ・定量的な評価 位置特定精度を定量的に評価するために、季節(秋)、天気(晴)、時間帯(昼)の環境下で、データベース間隔2m、DPマッチングの探索範囲40フレームで性能評価を行い、本システムの位置特定精度を明らかにした。さらに、データベースの大きさ(日本全国の場合最大360TB)と処理時間(3.8秒/フレーム)について評価を行った。今後の課題として処理時間の短縮、データベースの自動更新が挙げられる。 ・評価実験 一般道路での位置特定精度について検討を行った。国道463号線埼玉大学正門から北浦和駅まで(約3.4km)の区間で2m間隔のデータベースを構築し、季節(夏・秋・冬)、天気(晴・曇)、時間帯(昼・夜)による位置特定精度への影響を明らかにした。 ・上記の研究内容を電子情報通信学会ITS研究会(2010年3月)で論文発表し、現在電子情報通信学会の論文誌への投稿準備中。
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