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2009 Fiscal Year Annual Research Report

ショウジョウバエにおける体細胞性生殖巣原基の分化およびニッチ形成の分子基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 20870015
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

佐野 浩子  Ochanomizu University, お茶大・アカデミックプロダクション, 特任助教 (90506908)

Keywordsショウジョウバエ / 生殖巣 / 体細胞性生殖巣原基 / 生殖幹細胞ニッチ
Research Abstract

幹細胞は、生体内において未分化状態を保ちながら増殖を続け、組織のもとになる細胞を供給することのできる特殊な細胞である。幹細胞を、失われた組織の修復などの医療分野へ応用するためには、幹細胞の維持と分化を自由にコントロールすることが必要である。本研究では、ショウジョウバエの生殖巣をモデルとし、生殖幹細胞を制御する微小環境(ニッチ)形成の分子基盤を解明することを目的としている。このような目的を達成する第一段階として、生殖幹細胞ニッチの原基細胞である体細胞性生殖巣原基を単離し、発現している遺伝子の同定を行っている。平成21年においては、以下の2つの解析を行った。1)ショウジョウバエ胚からのlateral mesoderm細胞の単離:Lateral mesodermでGFPマーカーを発現する胚から、セルソーターを用いてGFP陽性細胞を単離する条件を決定した。単離された細胞における遺伝子発現を定量的PCRにより解析し、lateral mesodermが濃縮されていることを確認した。2)体細胞性生殖巣原基の単離:正常胚ではごく少数の細胞が体細胞性生殖巣原基に分化する。また、特異的なマーカーが存在しないため、体細胞性生殖巣原基を単離することは非常に困難である。このような問題を解決するために、lateral mesoderm全体が体細胞性生殖巣原基に分化転換する突然変異系統を使用する。現在、このような突然変異系統に、細胞単離のためのマーカーを導入した系統を作成中である。今後、この系統から体細胞性生殖巣原基を前述の方法により単離し、マイクロアレイにより発現している遺伝子を同定する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Tre1 GPCR initiates trans-epithelial migration by regulating polarity of Drosophila germ cells2009

    • Author(s)
      佐野浩子
    • Organizer
      日本発生生物学会
    • Place of Presentation
      新潟
    • Year and Date
      2009-05-31

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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