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2010 Fiscal Year Annual Research Report

不妊治療によって妊娠し早産した母親のわが子についての認識の変化(仮)

Research Project

Project/Area Number 20890041
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

三瀬 尚子  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (40513940)

Keywords不妊治療 / 早産児 / 育児 / NICU
Research Abstract

本年度は、出産後からNICU退院後に育児する各時期のわが子についての認識の変化について明らかにすることを目的にデータの分析を行った。また、不妊治療によって妊娠し早産した母親のわが子についての認識の観点から考察を深め、母子の関係づくりを促す看護援助についての示唆を得た。さらに、本研究結果を国内の学会にて成果発表を行い、質疑でいただいた看護専門家の意見も含め、考察を深めた。
その結果、早産した母親のわが子についての認識は、出産後わが子が入院中には、母親は早産したことに深く傷ついているため、わが子への罪悪感や将来への不安があり、未熟さに向き合えず、自分は専門家でないから世話できないと否定的に受け止めていた。一方、母親は積極的な希望ではないがわが子が存在すること自体に嬉しさを感じていることが示唆された。
退院後には、早産した母親は退院後も児のはかなさを持ち続け、発達予後の不安を感じていた。一方、母親は積極的な希望ではないがわが子と一緒に暮らせること自体や、入院中に感じていたストレスからの解放に嬉しさを感じ、一緒に過ごすことでわが子の成長を実感していた。さらに母親としての自分自身を実感していることが示唆された。
以上のことから、母親が日々の育児への疲労や不安だけでなく、ようやく家庭で過ごせることやわが子として子どもの存在を実感している時期でもあることの視点を持つこと、さらに不妊治療の経験がわが子についての認識に影響することも踏まえ、母親がどのような思いを抱きながら子どもと一緒に過ごしているかを細やかにアセスメントしていく必要性について、看護への示唆が得られた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 早産した母親のわが子についての認識2010

    • Author(s)
      三瀬尚子
    • Organizer
      千葉看護学会
    • Place of Presentation
      千葉大学
    • Year and Date
      2010-09-26

URL: 

Published: 2012-07-19  

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