2009 Fiscal Year Annual Research Report
男性型脱毛症とアンドロゲンレセプター遺伝子のプロモーター環境の関連についての研究
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20890192
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
北川 朋子 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 助教 (20515267)
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Keywords | 男性型脱毛症 / アンドロゲンレセプター |
Research Abstract |
1 実施計画の概要 男性型脱毛症患者におけるアンドロゲンレセプター遺伝子のプロモーター領域の遺伝子多型とDNAメチル化状態を検討するための臨床研究である。 男女を問わず男性型脱毛症に悩まされている患者は多い。男性型脱毛症は遺伝する傾向があり、その発症にはアンドロゲンによるアンドロゲンレセプターを介する毛成長の阻害が深く関わっていると考えられている。最近、男性の男性型脱毛症患者ではアンドロゲンレセプターの発現量や機能が異なっていることを示唆する報告がみられるが、一方で女性の男性型脱毛症の発症機転はまったく知られていない。性別を問わず男性型脱毛症患者におけるアンドロゲンレセプターの発現調節機構の異常が明らかになれば、新たな治療法の開発に貢献できると期待される。 そこで、本研では、男性型脱毛症患者の末梢血白血球からゲノムDNAを調製し、アンドロゲンレセプター遺伝子のプロモーター領域遺伝子の多型について解析をする予定である。 2 研究結果又は研究の進捗状況 目標予定症例数は350人であり、現在も男性型脱毛患者および正常コントロールの血液サンプル収集中である。よって現在も解析には至っていない。
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