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2008 Fiscal Year Annual Research Report

小児糖尿病におけるレプチンの顎骨骨代謝調整作用の解明:骨形態計測および遺伝子解析

Research Project

Project/Area Number 20890204
Research InstitutionKyushu Dental College

Principal Investigator

藤田 優子  Kyushu Dental College, 歯学部, 助教 (90514670)

Keywords糖尿病 / 骨密度 / 骨粗鬆症 / メタボリック症候群 / レプチン
Research Abstract

生後6週齢のオスC57BL/6Jマウス80匹を40匹ずっ標準食と高脂肪食(506.2kca1/100g、脂質62.2%)で飼育するcont群とDIO群に分けて実験を開始した。実験終了後血清レプチン、血清インシュリン、血清アディポネクチン濃度を測定した。側脛骨を摘出固定後、pQCTを用いて骨幹端部および骨幹部の骨密度、骨断面積、非侵襲的骨強度指数(SSI)の解析、HE染色、脂肪細胞数の計測を行った。
本研究の結果、高脂肪食負荷により、週齢とともに体重は増加したが、11週齢以降、骨幹端部のDIO群の骨密度、骨断面積はcont群よりも有意に低値をし、骨幹部では15週齢で皮質骨密度が有意に低値を示した。また、骨量増加の抑制に伴い、骨幹端部において15週齢でのSSIの低下が認められ、骨髄に脂肪細胞の浸潤が認められた。これらの所見から若年者では、肥満に伴い骨折率が増加する可能性が示唆された。さらに、血清中のレプチン濃度は7週齢以降DIO群がcont群に比べ有意に高値を示し、骨幹端部の海綿骨密度も7週齢以降一貫してDIO群が低値を示したことから、レプチンは、主に骨幹端部海綿骨の形成を抑制することが示唆された。一方アディポネクチン濃度は7週齢でDIO群がcont群に比べて有意に高値を示し、15週齢以降、減少傾向を示したことから、pQCT測定において結果が類似しているパラメータが多く、骨量と関連している可能性が大いに示唆される。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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