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2008 Fiscal Year Annual Research Report

NICU入院早期における家族への発達的看護介入に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20890243
Research InstitutionSeibo College

Principal Investigator

小西 美樹  Seibo College, 看護学部・看護学科, 助教 (00515869)

Keywords看護学 / NICU / ファミリーケア / クリニカルパス
Research Abstract

NICU入院が家族の発達課題に挑むプロセスを中断しないよう、早期から一貫した看護介入を行うことが、看護師に求められている。しかし、1.NICU入院早期に推奨される看護介入についてコンセンサスが得られていないこと、2.効果的な看護介入の条件が看護師にとって不明確であること、3.育児参加への期待に関する母親と看護師のずれ、により、NICU入院早期には家族を支援する看護介入が困難である。本研究では、NICU入院早期の家族への看護介入を標準化し、家族と医療者が共有することが必要であると考え、情報共有ツールを作成することを目的に調査を実施した。
まず、調査1として周産期母子医療センター311施設の看護管理者を対象に、入院早期における家族への看護の実施状況、パスの活用状況をアンケート調査し、122施設より回答があった。ファミリーケアの現状として、「児の出生日~数日」と「コット移床後~退院」での看護介入については標準化されつつある。しかし、「児の入院後~コット移床」の期間では家族の反応や児の状態や治療内容、看護者の判断などにより、対応が様々であることが示唆された。また、現在使用中のファミリーケアに関する記録用紙の提供を依頼したところ、20施設から36種類の提供があった。パス形式のものは9種類であった。タスクとして退院準備の育児練習の項目が多く設定されており、育児技術習得に焦点を当てたパスが主に使用されていると推測された。
ケアの受け手のコンセンサス形成のために、調査2.NICU(GCUも含む)入院経験のある早期産児か低出生体重児の父母を対象に、NICU入院早期での家族への看護介入に関するアンケートを実施、調査継続中である。今後、NICU退院時、未熟児フォローアップ外来、NICU同窓会などでデータ収集し、調査結果をもとに情報共有ツールを作成する予定である。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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