2008 Fiscal Year Annual Research Report
新生児の呼吸循環適応過程からみた正期産正常分娩後のカンガルーケアの安全性の検討
Project/Area Number |
20890252
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
中垣 明美 Aichi Medical University, 看護学部, 助教 (30465554)
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Keywords | 新生児 / カンガルーケア / 母性看護学 |
Research Abstract |
【平成20年度実施内容】 本研究の目的は、カンガルーケア中の新生児の呼吸循環機能の変化の過程を検証し、新生児にとって安全なカンガルーケア実施のためのエビデンス確立を目指すことである。 平成20年度の実施内容は、呼吸循環機能の変化の過程について正確なデータの収集が実施できるために、プレテストとして、モニター機種の選定、プローブの選定、適切な装着方法、データ収集時の観察項目及びカルテ等からの情報収集項目の検討、およびデータの解析方法の検討を行った。また、プレテストにより得られたデータの試験的な解析を行った。これらの検討結果から、新生児の呼吸循環機能のデータは、自律神経の発達に影響を受けることが示唆されたため、平成21年度の本調査においては、上記プレテストによるデータ収集方法及び、情報収集項目に加え、新生児の心電図のRR間隔による、自律神経の状態もモニタリング項目に加え実施し、関連性についても検討する予定である。 平成21年度の計画は、研究計画に、プレテストにより検討した内容を加えたうえで、カンガルーケア実施群、対照群それぞれのデータを収集していく。一定数のデータが蓄積したら、それらの解析から、正期産正常分娩後の新生児の呼吸循環機能の変化の過程を検証し、安全なカンガルーケア実施のためのエビデンスの確立につなげていく予定である。
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