2020 Fiscal Year Annual Research Report
Seismic performance and design methodology of EDRCs under bidirectional earthquakes
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20F20344
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
聲高 裕治 京都大学, 工学研究科, 教授 (80343234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI YANWEN 京都大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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Keywords | 制振ダンパー / ロッキングコラム / 入力方向 / 有限要素法解析 / 載荷実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は,新型コロナウィルスの影響で研究分担者の来日が当初の予定よりも遅れ,11月から研究を開始した。ロッキングコラムダンパーが水平2方向の大変形を受ける場合を想定して,ロッキングコラム(H形断面柱)と基礎梁との接合部のディテールを検討した。ブレーンストーミングによる複数の案の中で,H形断面柱の下端部に数cm幅のプレートを取り付け,そのプレートに塑性化エンドプレートを載せかけた上で,塑性化エンドプレートを貫通するようにアンカーボルトで基礎梁に取り付ける構法が有力であることを,有限要素法解析によって確認した。また,有限要素法解析結果に基づいて,H形断面柱に軸力が作用する場合と作用していない場合で,大きく挙動が異なることを明らかにした。 その上で,2021年度に実施予定の載荷実験の計画を立案した。実験パラメータは,塑性化エンドプレートの材料強度,水平力の載荷方向,柱軸力の有無であり,全9体の試験体を設計した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定どおり,順調に研究を進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に計画したロッキングコラムと基礎梁との接合部の載荷実験を行う予定である。加えて,接合部の設計法を構築したり,別の接合部ディテールを検討したりする予定である。2020年度に実施予定のダンパー付きロッキングコラムの載荷実験の計画の立案も目指す。
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