2022 Fiscal Year Annual Research Report
Seismic performance and design methodology of EDRCs under bidirectional earthquakes
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20F20344
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
聲高 裕治 京都大学, 工学研究科, 教授 (80343234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI YANWEN 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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Keywords | 制振ダンパー / ロッキングコラム / 入力方向 / 有限要素法解析 / 載荷実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
[1] 繰返し載荷実験によるロッキングコラム柱脚の構造性能の確認 ロッキングコラムダンパーとは,設計の想定を超える超巨大地震時に,建物の下層部に損傷が集中することを抑制し,建物が倒壊するまでの変形性能を大幅に向上させることができる制震装置である。本研究ではまず,ロッキングコラム用の柱脚として,回転剛性が小さく,エネルギー吸収性能を有し,さらに地震後に損傷した部位を容易に交換できること前提条件として,PC鋼棒を用いた鋼板降伏型の柱脚を新たに提案した。実験パラメータは,載荷方向(地震動の入力方向),鋼板の鋼種,柱軸力の有無である。合計9体の繰返し載荷実験を行い,柱脚の構造性能に及ぼす載荷方向の影響や鋼板損傷後の交換作業性を確認した。 [2] ロッキングコラム柱脚の有限要素法解析の実施と単純化モデルの提案 上記[1]の実験結果を追跡できる有限要素法解析モデルを構築した。その上で,設計で用いるための柱脚の回転剛性・降伏耐力・最大耐力の算定式を提案した。加えて,軸方向だけに自由度を有する複数のばねで構成される単純化モデルを構築し,その妥当性を実験結果や有限要素法解析結果との比較によって確認した。 [3] ロッキングコラム柱脚を適用した鋼構造立体骨組の時刻歴応答解析の実施 上記[2]で構築した単純化モデルを6層5×3スパンの立体骨組に適用することで,骨組の応答性状が従来の柱脚を適用した場合と比べてどのように変化するかを時刻歴応答解析によって明らかにした。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)