2020 Fiscal Year Annual Research Report
Historic City Tolerance: evacuation simulation index considering simultaneous street obstructions
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20F40066
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
三島 伸雄 佐賀大学, 理工学部, 教授 (60281200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SRINURAK NATTASIT 佐賀大学, 理工学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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Keywords | 世界遺産 / チェンマイ歴史地区 / 危機管理計画 / 防災 / 避難 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、都市改造が望ましくない歴史都市において、建物と車両等による同時多発的街路閉塞がもたらす災害時避難の危険性に対するシミュレーション指標「都市災害耐性(City Evacuation Tolerance (CET))」の目標を明らかにすることを目的としており、具体的には、避難所キャパシティやその耐久性、街路密度等をCETとして、特にタイ国チェンマイ市を研究対象としてその世界遺産登録に向けた防災上の課題と整備目標(指標)を提言する。コロナ禍でのスタートとなったが、まずは研究体制を整えるところから始めた。すなわち、1)外国人特別研究員Nattasit SRINURAK博士の研究環境の整備、2)研究室内における研究資料の整備、3)国際共同研究相手であるチェンマイ大学との連絡体制の整備、4)継続して実施ている研究成果の発表である。 1)については、SRINURAK博士の執務室を準備し、パソコン環境を整えた。本来の部屋を構えるところが令和3年度4月引越し予定で改修中であったため、仮の部屋を用意して十分なスペックのあるワークステーションを設置した。 2)については、研究室内に新たにNASを設置し、データの安全な保管と、国内外でのシームレスな使用ができる環境を整えた。 3)については、SRINURAK博士が所属するチェンマイ大学社会科学研究所とオンライン会議を実施し、今後の研究の進め方について打合せを行った。 4)については、タイの伝統的漁業集落を対象としてデータ収集・分析したことについて研究発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミックのため、所属機関における方針により県内外の移動や宿泊が制限され、不要不急の出張等もできない状況になった。そのため、本来行いたかった先進地視察、データ収集、予定していた国際会議や国内会議の中止などが相次ぎ、思うように研究を進めることができなかった。javascript:onTransientSave();
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Strategy for Future Research Activity |
所属期間におけるコロナ対策にも十分に留意しながら、まずはコロナ禍の中でも進めることができることを整理し、研究計画の見直しを行う。その上で、まずは以下のことから行う。 1)当面国内外のデータ収集のための国内外出張が制限される可能性が大であることから、現地協力者に依頼して収集できるデータを検討し、実施する。 2)パソコンを用いたデータ分析でできるところから始める。 3)国内外会議で参加できるもの(オンライン使用)に参加して、研究成果の発信に努める。
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