2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
専門的知見の普遍性と不定性:法学と文化人類学を例にした科学技術との比較研究
Project/Area Number |
20H00002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
本堂 毅 東北大学, 理学研究科, 准教授 (60261575)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米村 滋人 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40419990)
尾内 隆之 流通経済大学, 法学部, 教授 (40460026)
渡辺 千原 立命館大学, 法学部, 教授 (50309085)
鈴木 舞 東京電機大学, 未来科学部, 准教授 (70761633)
平田 光司 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, その他部局等, ダイヤモンドフェロー (90173236)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
人文社会科学と科学技術における「専門知」の不定性(専門知の持つ多義性や適用限界)の共通性と相違を明らかにし、不定性を踏まえて専門知を社会的意思決定に有効活用するための条件を考察する文理横断的研究。具体的な対象として取り上げられて比較されるのは、科学技術と法学・文化人類学での専門知である。 専門知の適用限界や専門家間での意見の不一致という事態そのものを学問的に解明すべき対象として設定している点において、野心的かつ斬新な研究であり、この点に本研究の独自性と創造性がある。専門知を社会的意思決定に有効活用するための条件を考察するという点で社会的波及効果も期待できる。
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