2022 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの舞台芸術創造における国際的な「ラボラトリー機能」の実践的研究
Project/Area Number |
20H00009
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Research Institution | Kyoto University of the Arts |
Principal Investigator |
天野 文雄 京都芸術大学, 舞台芸術研究センター, 特別教授 (90201293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 章子 京都芸術大学, 芸術学部, 教授 (80340529)
内野 儀 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (40168711)
横堀 応彦 跡見学園女子大学, マネジメント学部, 講師 (40732483)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 舞台芸術 / 演劇 / 舞踊 / ドラマトゥルク / アジア / 劇場 / 日本文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
(A)集大成となる実践的研究において、以下の2件の国際共同ラボラトリーを実施した。 (a)「日本-インド国際共同ラボラトリー」においては、シャンカル・ヴェンカテーシュワラン(インド、演出家)、和田ながら(演出家)を軸とする演劇公演を想定した研究実験を行った。B.R.アンベードカルのテクスト『カーストの絶滅』(1936)を用いて、「近代化」と社会差別を主題とするこの「演説原稿」を現代の演劇言語に転換する創作実験を、8か月間にわたりオンラインと対面で開催した。研究成果は、京都芸術劇場主催の演劇公演として一般公開した。 (b)「日本-中国国際共同ラボラトリー」においては、メンファン・ワン(中国、振付家・演出家)、高林白牛口二(喜多流能楽師)、平井優子(ダンサー/演出振付家)他で研究チームを組織した。京都市内で実施した研究実験の成果は、一般公開ショーイング(8月、3月)に結実し、出演者が舞踊批評ウェブサイト「ダンスタイムズ」の月間ベストダンサー賞を受賞した。
(B)3年目となる《日本・台湾の現代舞台芸術交流プログラム》においては、日中二ヶ国語によるSCRAPBOXを、現時点ではメンバーシップ制の限定版として公開した(本年度末時点で32本の論考、インタビュー等がアップされている)。
(C)理論的研究の集大成として、「アニメと日本文化」研究会の研究成果を一般書籍として刊行した(『アニメと日本文化』新典社選書)。「劇場学」研究会では、「近代劇場」というパラダイムがもたらす「経営とコスト」を主題とした複数のフィールドワークを実施し、「ダンス」研究プロジェクトにおいては、研究協力者の鈴木ユキオ(舞踊家)が中心となる北海道、京都のフィールドワークを通じて、「近代化」のもとでの伝統の「継承」と「振付」の関係を集中的に調査した(※いずれも研究成果を公開するウェブサイトの立ち上げを準備中)。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
※ 京都芸術劇場ウェブサイトには、本研究課題における研究施設(京都芸術劇場)ならびに連携機関(京都芸術大学共同利用・共同研究拠点)の概要を掲載している。以下のウェブページをあわせて参照。 研究施設(京都芸術劇場)の概要:https://k-pac.org/theater/ 連携機関(京都芸術大学共同利用・共同研究拠点)の概要:https://k-pac.org/openlab/
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Research Products
(44 results)