2023 Fiscal Year Annual Research Report
近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―
Project/Area Number |
20H00030
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
塚田 孝 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 客員教授 (60126125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 伸之 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (40092374)
杉森 哲也 放送大学, 教養学部, 教授 (20226468)
三田 智子 就実大学, 人文科学部, 准教授 (80713106)
齊藤 紘子 (山下紘子) 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (80736942)
佐賀 朝 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (40319778)
上野 雅由樹 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (10709538)
彭 浩 大阪公立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80779372)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 三都 / 近世巨大都市 / 複合的社会構造 / 周縁的社会集団 / 〈史料と社会〉 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的である、三都(大坂・江戸・京都)について、①複合的な都市社会構造の解明、②周辺村方史料からの巨大都市の照射、③巨大都市の国際比較、の3本柱に即して調査・研究を進めた。研究推進のため、ニューズレターを毎月発行し(現在47号)、研究メンバーの交流を図った。 これまで4年間の共同研究を総括し、次への課題を見通すために総括円座(8月26・27日)を開催した。総括円座は3本柱に対応した3つのセッションで構成した。総括円座の内容とこれまでに企画・協力した国際シンポジウムや小円座の報告を合わせて編集し、総括報告書を刊行した。今年度はこれを基軸にしつつ、並行して以下の取組みを行った。 ①三都研究会を組織し、調査・研究を推進するとともに、成果を共有する研究会を実施した(小円座・国際小円座)。また近世大坂の町と仲間を総合的に捉え直す『史料から読む近世大坂』を刊行した。②難波村史料プロジェクトでは、引き続き大坂南部に位置した難波村の庄屋が村方史料を編集・作成した諸一件史料(成舞家文書)の調査・分析を共同で進めた。19世紀の都市周縁部の実態、町村の構造が窺える「書上書抜帳」「言上帳抜書」をテキストに成舞家文書を読む会を定例で実施した(これまで36回)。本テーマを総括円座セッションⅡで取り上げ、これまでの成果と合わせて、難波村報告書を刊行した。 ③国際ネットワーク構築チームを中心に、〈史料と社会〉の視角から、都市と周縁的社会集団の比較史を進めた。前年刊行の『周縁的社会集団と近代』を対象としたフォローアップセミナーを開催するとともに、新たに「周縁的社会集団と近代」共同研究セミナーを実施した(2回)。上海大学との都市史共同セミナーをオンラインで実施した。〈史料と社会〉の視角からの比較史の基盤づくりのため、HPの充実を図った。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
2017~2019年度に大阪市立大学大学院文学研究科が取り組んだ「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業」のHPを本科研の活動を反映させて維持・発展させているもの。
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[Journal Article] 総括コメント2024
Author(s)
吉田伸之
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Journal Title
塚田孝・吉田伸之・杉森哲也編『近世巨大都市・三都の複合構造とその世界史的位置』大阪公立大学大学院文学研究科都市文化研究センター
Volume: ー
Pages: 101-103
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