2022 Fiscal Year Annual Research Report
Glass/jamming transitions of the out-of-equiilbirum systems
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20H00128
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
宮崎 州正 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40449913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 昌司 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00731556)
川崎 猛史 名古屋大学, 理学研究科, 講師 (10760978)
水野 大介 九州大学, 理学研究院, 教授 (30452741)
吉野 元 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (50335337)
竹内 一将 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50622304)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ガラス転移 / 非平衡統計力学 / アクティブマター / ジャミング転移 / レオロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
アクティブマターの分野では、理論モデルの最も単純な模型であるActive Brownian Particlesに対して、慣性を導入することで運動誘起相分離を抑制することで、密度揺らぎと速度揺らぎの相関長を数値実験により観測した。また同じモデルに、さらにキラリティを導入し、その密度揺らぎが強く抑制されることを理論と数値実験により確認した。 ガラス系の研究では、ガラス転移点近傍における多点相関関数を、モード結合理論を越えたループ展開の高次項まで計算した。 ジャミング転移研究においては、粘弾性レオロジーと非線形レオロジーの転移点近傍の競合の研究を中心におこなった。また転移点近傍における揺らぎの抑制を系統的に研究した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者の当初の目標であったアクティブマター研究が進展し、この分野での初めての学術論文を出版てきたほか、関連する多くの学会発表を行うことができた。またジャミング転移における超一様性と呼ばれる揺らぎの異常について新しい進展があった。一方、最終目標であるアクティブマターとガラス転移の融合に向けての進展は、まだ十分とは言えない。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍のもとで国際的なコミュニケーションを十分に取れていなかったことを反省し、より積極的に海外の研究者との議論を進める他、海外の若手研究者の博士研究員の雇用なども進める。さらに学生と博士研究員とともに、本丸ともいうべきアクティブマターとジャミング転移、ガラス転移の融合研究を進める。具体的には、Active Brownian Particles模型におけるジャミング転移における揺らぎの相関、遅いダイナミクス、キラリティの影響などを中心に数値実験を行う。
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Research Products
(81 results)