2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
Project/Area Number |
20H00200
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 17:Earth and planetary science and related fields
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
片山 郁夫 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 教授 (10448235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 晶樹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門(火山・地球内部研究センター), 主任研究員 (00371716)
平内 健一 静岡大学, 理学部, 准教授 (10633290)
佐久間 博 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 主幹研究員 (20400426)
河合 研志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (20432007)
岡崎 啓史 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (90784257)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
金星や火星と違い、地球にのみプレートテクトニクスが始まった条件として、熱クラックを考え、室内実験により脆性破壊においてせん断強度が低下するかどうかを検証することを目的とした研究である。そのために、摩擦強度、脆性強度、クリープ強度に関する実験をメインで行うとともに、計算・弾性論モデルによる熱クラックの評価や、全マントル対流のシミュレーションも行うことを計画している。 「何故地球ではプレートテクトニクスが始まったのだろうか」は、地球科学的にきわめて重要な問題である。熱クラックに着目した点は独創的であり、世界的にも新たな試みであると評価できる。これまで地球科学分野では注目されてこなかった岩石の熱クラックに着目した点がユニークである。研究のゴール設定も明瞭で、惑星科学など、他分野への波及効果も期待される。
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