Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
ナノすきまにおける潤滑理論はマクロスケールの理論から外れることが知られているが、本研究はMEMS技術を駆使して正確に隙間制御ができる実験系を構築し、定量的なデータ取得を目指すと共に、詳細なナノすきま潤滑の理論構築を目指すものである。従来のマクロスケールの理論では説明できないナノすきまにおける流体潤滑理論が構築できれば、科学技術の進歩とともに機械要素の摺動面のナノすきま化が進む中で、従来、経験に頼るしかなかった潤滑特性の予測が、学術的に明確化されることが期待できる。