Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
中赤外光の吸収による熱発生に起因する屈折率変化と音響波の発生を検出して、血中成分(血糖値やコレステロール値)の非侵襲測定が可能な実用システムの実現を目指している。ヒトの代謝に関する非浸襲的な光計測は重要なテーマである。従来、中赤外光では観測することのできなかったより深部からの情報を得る方法を確立する点に学術的な価値があり、実現すれば実用的なインパクトは大きい。口唇のような粘膜に加えて指先を対象とする計測が実現すれば、より簡便な非侵襲計測が実現できる。血糖値やコレステロールの非侵襲計測が容易になり、繰り返し計測することが容易になると期待される。