強いスピン軌道相互作用物質表面でのエッジを利用した非相反伝導現象の研究

2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results

• Project/Area Number: 20H00342
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Review Section: Medium-sized Section 29:Applied condensed matter physics and related fields
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 長谷川 修司 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00228446)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 秋山 了太 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40633962)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31

Outline of Opinions Expressed in the Review Results

トポロジカル絶縁体表面やラシュバ表面系のエッジ（端）に注目し、エッジでの伝導現象を光学的手法と電気的手法を用い、電流やスピン流が一方向には流れ易く反対方向には流れにくいという非相反伝導現象を観測することで、そのメカニズムの解明を目指す。
本研究では、トポロジカル絶縁体表面やラシュバ表面系のエッジに注目した点に独自性が認められる。また、エッジで生じる非相反伝導現象の機構を、光学的手法と電気的手法で解明しようとしており、創造性が高く、非相反性伝導現象という新しい物理分野を拓く可能性が期待される。