Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
金属有機構造体(MOF)のエピタキシャル成長手法を基盤技術として、その基礎科学の確立、新規機能性MOFの開拓、電子移動、光励起エネルギー移動の方位と頻度の最適化を目指す研究課題である。研究代表者らの独自技術である「金属水酸化物を足場とするMOFエピタキシャル成長技術」をベースとして、配向性MOF薄膜の結晶成長手法を確立し、高機能電子・光機能性MOF薄膜の基礎学理を構築することを目指している。金属有機構造体(MOF)薄膜をエピタキシャル成長させた配向膜作製法を確立するとともに、その基礎科学の確立、新規機能性MOFの開拓、電子移動、光励起エネルギー移動の方位と頻度の最適化を行うことにより、新たな電子・光機能性を有するMOF薄膜の創出が期待される。また、MOF-on-MOF積層構造などの新規な積層構造を創製し、MOFの機能増幅を進める上で重要な課題であると位置付けられる。