2022 Fiscal Year Annual Research Report
Chemical biology of natural products on plant hormones
Project/Area Number |
20H00402
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
上田 実 東北大学, 理学研究科, 教授 (60265931)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高岡 洋輔 東北大学, 理学研究科, 准教授 (80599762)
加治 拓哉 東北大学, 理学研究科, 助教 (80835520)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ジャスモン酸 / 受容体 / コロナチン / 立体異性体 / 選択的アゴニスト |
Outline of Annual Research Achievements |
(3R、7S)-ジャスモノイル-L-イソロイシン(JA-Ile)は脂肪酸由来の植物ホルモンで、植物の成長、防御、繁殖を制御する。成長-防御トレードオフの解明は、ジャスモン酸の生物科学における重要な課題であった。シロイヌナズナでは、JA-Ileが分子接着剤として機能し、F-boxタンパク質COI1とJAZリプレッサータンパク質間のタンパク質間相互作用を引き起こす。シロイヌナズナゲノムには13のJAZ遺伝子がコードされており、13のCOI1-JAZ共受容体ペアが存在する。JA-Ileはこれらの共受容体ペアに同時に結合し、上述の多様な応答を引き起こす。 COI1-JAZのリガンド認識機構を慎重に検討した結果、JA-IleとJA-Ileの模倣体であるコロナチン(COR)の認識様式に明確な違いがあることを見出した2。本発表では、CORの安定な立体化学異性体をすべて含む化学ライブラリーをスクリーニングした結果、13組のCOI-JAZ共受容体のうち、COI1-JAZ9選択的親和性を有するアゴニストが得られた。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)