2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
概日リズムの撹乱に由来する植物生育不安定性とノンパラメトリック栽培環境最適化
Project/Area Number |
20H00423
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 39:Agricultural and environmental biology and related fields
|
Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022-2023) Osaka Prefecture University (2020-2021) |
Principal Investigator |
福田 弘和 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (90405358)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 功 立命館大学, 理工学部, 教授 (00261389)
永野 惇 龍谷大学, 農学部, 教授 (00619877)
峰野 博史 静岡大学, グリーン科学技術研究所, 教授 (40359740)
高山 弘太郎 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40380266)
谷垣 悠介 県立広島大学, 生物資源科学部, 講師 (80757154)
森 直哉 玉川大学, 学術研究所, 助教 (40804050)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
植物工場などの高度な自動化を目指した植物生産システムでは、作物生育に不安定性が存在するとシステムの自動制御が難しくなる。本研究課題は作物生育の様態を時系列的な「多重周期性」から量的に捉え、その背景となる遺伝子発現の様態を明確にして、植物生育の不安定性について解析しようとするものである。また、その成果を既設の大型植物工場における安定生産技術の開発へと応用しようとするものである。 植物の生育不安定性の一般理論の構築と作物生産の不安定リスクの低減技術につながる重要な研究であり、基礎科学としても生産環境農学の出口を意識した応用的視点からも成果が期待される。植物の多重周期性や概日リズムの撹乱による生育不安定性などの着眼点は興味深く、トランスクリプトーム解析や画像の時系列データの取得では新知見が期待できるであろう。
|