2022 Fiscal Year Annual Research Report
Emerging infectious diseases of bees in Japan: integrated risk assessment for conservation
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20H00425
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
坂本 佳子 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物多様性領域, 主任研究員 (80714196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 哲也 東京農工大学, 農学部, 教授 (70281681)
宮崎 亮 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (80712489)
芳山 三喜雄 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, 上級研究員 (10510258)
池上 真木彦 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物多様性領域, 主任研究員 (60791366)
久本 峻平 明治大学, 研究・知財戦略機構(中野), 研究推進員(ポスト・ドクター) (00754748)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ミツバチ / リアルタイムPCR / 病原体 / 農薬 / 腸内細菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
【ニホンミツバチにおける大規模調査】ミツバチ病原体14種のリアルタイムPCR検出システムを用いて、全国のニホンミツバチコロニーにおける病原体調査を行ったところ、9種が検出された。特に10%以上のサンプルから検出された6種の病原体について量的評価を行い、翌年の生存に影響を及ぼす病原体密度を算出した。また、同サンプルについて、農薬についても同様の量的評価を行い、翌年の生存に影響を及ぼす農薬濃度を算出した。これらの算出結果を、我々が新たに構築したシミュレーション・モデルに照らし合わせてパターン化し、実際の環境中で生じている現象を推定した。
【野生ハナバチにおけるウイルス保有実態調査】1都8県にて採取された13属22種のハナバチ類計155検体について、10種のウイルスの量的評価を行ったところ、8種のウイルスが検出された。属ごとに見てみると、Bombus属からは8種類と最も多くのウイルスが検出され、次いでApis属およびEucera属からは6種、Megachile属およびNomada属から4種、Andrena属から3種、Osmia属から2種、Nomia属から1種のウイルスが検出された。
【農薬がミツバチの腸内細菌に与える影響】セイヨウミツバチコロニー3群の農薬ばく露実験の遺伝子解析データについて、分析を進めたところ、先行研究で示されていたグリホサートの影響が本研究でも認められた。ニホンミツバチコロニー3群においてもデータを取得でき、同様の解析を実施中。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)