2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
in-cell 磁気共鳴法による細胞内液滴の機能発現メカニズムの解明
Project/Area Number |
20H00453
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 43:Biology at molecular to cellular levels, and related fields
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
白川 昌宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00202119)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大木 出 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, 主任研究員 (80418574)
五十嵐 龍治 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, 主幹研究員 (90649047)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
細胞内では生化学反応の「場所」と「タイミング」が極めて精密に制御されている。近年、「場所」の制御は生体分子の液-液相分離が形成する巨大構造体「液滴」により行われていることが明らかになってきた。本研究では、筋萎縮性側索硬化症の病因タンパク質FUS、およびヘテロクロマチンを形成するHP1などについて、研究代表者らが開発した種々の核磁気共鳴計測技術を駆使して、液滴の機能発現のタイミング制御機構の解明を目指す。 細胞内で、in vitroと同様な計測を行って、細胞内液滴の物理化学的性質を明らかにし、細胞内での生命現象と関連付けようとする学術的意義は大きい。
|