Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
多光子励起蛍光顕微鏡を用いて生体内の細胞や細胞構造をライブ観察する技術や三次元電子顕微鏡観察技術などの先進的な技術を用いて、正常脳におけるミクログリアとアストロサイトの神経回路の再編への関与、さらに、慢性神経因性疼痛の発症機序の解明や疼痛解除への介入法の開発を目指した研究である。生体内の特定の対象を高分解能且つライブで観察することは技術的ハードルが高く、本研究課題の遂行により得られる、正常時や学習時、さらには疾患発症時のミクログリアーアストロサイトー神経回路の三者の動的変化の情報は学術的価値が高い。これらの解析から、神経因性疼痛への介入法の糸口が得られることも期待される。