環境ストレス応答・ゲノム修復システムの破綻により発症する疾患の病態解明

2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results

• Project/Area Number: 20H00629
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Review Section: Medium-sized Section 63:Environmental analyses and evaluation and related fields
• Research Institution: Nagoya University
• Principal Investigator: 荻 朋男 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (80508317)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 光武 範吏 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50404215) ; 真下 知士 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80397554)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31

Outline of Opinions Expressed in the Review Results

先天性の発育発達異常や、若年性発がん、早期老化などの多様な病態を示す、種々の遺伝性疾患が発生するが、これが放射線・環境変異原等の環境ストレスによりゲノムの不安定化によって生じるという観点から、動物実験、遺伝子編集、各種オミクス、ヒトサンプルを用いたゲノム疫学という多面的な手法で疾患の病態解明を行うという課題である。
国内外の研究ネットワークも確立されており、医学上重要な希少疾患が環境ストレスによって引き起こされる病態解明を目指したもので、研究計画に対する十分な遂行能力もあり、世界にインパクトをもって発信できる研究成果が期待される。