2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
脳疾患部位を標的とする先端的核酸デリバリー技術の確立と脳疾患治療への挑戦
Project/Area Number |
20H00658
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 90:Biomedical engineering and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮田 完二郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50436523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 陽祐 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (00452714)
劉 学瑩 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 研究員 (30777470)
藤 加珠子 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 研究員 (90342732)
林 光太朗 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 研究員 (00780660)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究では、研究代表者が独自に開発したポリイオンコンプレックスを応用した「ブラシ型分子」と、研究分担者が独自に開発中の「ブースター/アンチジーン核酸」を組み合わせることで、核酸医薬を血液-脳関門を通過して脳疾患部位に効率よく到達させることができる革新的な核酸デリバリー技術の創出を目指している。 核酸医薬は疾患標的に対する特異性が高く、安価な化学合成が可能であることから、次世代のバイオ医薬品として期待されている。これを、静脈内投与を介して安全かつ効率的に脳疾患部位に送達できるデリバリーシステムを構築することができれば、脳腫瘍および脳神経系疾患に対する新たな治療薬・治療法が生み出され、高齢化医療社会に大きな恩恵をもたらすことが期待できる。
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