風水害防災の現状に関する私立大学への調査と避難行動に繋がる防災教育の実践

2020 Fiscal Year Final Research Report

• Project/Area Number: 20H00718
• Research Category: Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
• Allocation Type: Single-year Grants
• Review Section: 1170:Education, sociology of education-related
• Research Institution: Tokyo Keizai University
• Principal Investigator: KOJI TSUNODA 東京経済大学, 総合企画課, 事務職員
• Project Period (FY): 2020-04-01 –
• Keywords: 防災教育

Outline of Final Research Achievements

近年気象擾乱による大規模な災害が続き、雨風による被害だけでなく停電も含めたマルチハザードと言える激甚災害がしばしば起こる現状を踏まえ、本研究は、風水害に対する大学構成員（教職員、学生）の防災意識を育み、また避難行動を身につけることができる防災教育プログラムの開発・実践を行った。サイエンスコミュニケーションの手法を利用することで、自主的に考え、主体的に行動できるプログラムを開発することができた。

Free Research Field

防災教育

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

研究調査として、風水害を中心とした防災意識の現状を調査するアンケート調査を行なった。また私立大学を対象とした風水害に関する対策や防災教育の取り組みについてのアンケート調査を行なった。大学構成員は、地震災害に関する意識は高いものの、風水害に関する防災意識は必ずしも高いとは言えず、また大学組織の風水害対策が十分ではない現状が確認できたことは、私立大学の今後の防災に寄与する成果であると言える。
また、サイエンスコミュニケーターとして活動する気象予報士の研究協力を得て、サイエンスコミュニケーションの手法を利用した防災教育プログラムを開発したことは、私立大学の防災教育に寄与する研究成果であると言える。