2020 Fiscal Year Annual Research Report
PBLを応用した学習者の主体性を高めるプログラミング教育手法の研究
Project/Area Number |
20H00781
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
岩田 亮 芝浦工業大学, 附属中学高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Keywords | プログラミング / PBL / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請課題では,次の3つの研究を行った.まず,GUIのパネル型プログラミングテキストを開発した.とりわけ意識した点は,一人でも学習できるように,学習者がつまづいた点・質問が出た点などを記録・分析し,その場所にはヒント・アドバイス的な説明を加筆.学習者は正しくソースコードが入力されたかどうかをモニター内で動作確認した.最終的に,3つの課題に取り組みプログラミングの基礎についてルーブリック評価にて確認した.次に,このパネルプログラミングを応用して,ドローン制御を実施.二人一組になり,テキストと同じソースコードを入力し,ドローンへ転送させ動作確認後,次の課題に取り組む.最後は,3つの課題を二人で考えてクリアするために,空間をメジャーで測定したりしながら主体的に課題に取り組んでいた.最後に,4人一組になり,PBLの手法を取り入れ,デザイン思考の原理で身近な社会問題をブレストで発散させ,各グループで1つの課題に収束させ,ドローンでどのように解決できるか?に対する問いをプログラムしながらドローンを制御させて学習者みんなの前で発表し,ルーブリック評価を実施.結果,本教育プログラムを試行し,有用性を検証した.現在、中学1年生の授業で実践中。本校は理工系の中高一貫ということもありプログラミングやドローンに興味を持つ生徒が多く在籍していることもあり、生徒らの授業への参加は意欲的であり、主体的かつ能動的な態度が見受けられる。
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