2020 Fiscal Year Final Research Report
古典教育における読解リテラシー向上の統合的研究―文学研究と教育心理学を柱として―
Project/Area Number |
20H00792
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
Kato Tadashi 名古屋大学, 教育学部附属学校, 国立中学校・高等学校教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Keywords | 協同的探究学習 / わかる学力 / 古典教育 / くずし字 / 和本リテラシー / 古典教材開発 |
Outline of Final Research Achievements |
近年、古典を学ぶ意義を見出しにくいといった指摘がある。その課題に応えるためには、古典を学ぶ意義について理解を深め、口語訳を完成させて終わるのではなく、テクストの読みを深め、それを他者に説明できる力(古典教育における読解リテラシー)を育成することが重要であるという仮説を立てた。それに基づき、大学教員とも協力しながら、教育心理学を援用した授業や、くずし字や和本による古典教材の開発・実践を行った。中学・高校の両方で取り組むことで、これまでにも取り組んできた成果をさらに蓄積、統合することができた。
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Free Research Field |
国語科教育および日本文学
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
教育心理学を援用した「協同的探究学習」の実践を続けた。本研究の研究協力者である藤村宣之氏(東京大学教授)の提唱する「わかる学力」の向上を目指す上で、有益な蓄積が得られた。また、同じく研究協力者である加藤弓枝氏(鶴見大学教授)、三宅宏幸氏(愛知県立大学准教授)とともに、くずし字による古典教育にも取り組んだ。これらについては、他校でも実践が行われている。本研究の成果が、我が国全体の教育にも生かされているといえ、その学術的・社会的意義は大きい。
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