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2020 Fiscal Year Annual Research Report

高等学校における知財教育をテーマにした教科横断的な授業デザインと効果

Research Project

Project/Area Number 20H00802
Research Institution四天王寺東高等学校・中学校

Principal Investigator

吉田 拓也  四天王寺東高等学校・中学校, 教諭(中高)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 
Keywords知財教育
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、知財教育をテーマにした高等学校における教科横断型の授業デザインを提案し、その実践を通して生徒の学びを検証するものである。一部、新型コロナウイルスによる学校閉鎖などにより予定変更せざる得ない部分があったものの、構想は、情報科を主軸として理科や仏教科などを対象に、生徒に知的財産における正しい知識や見方、考え方を持たせることができるような題材や活動内容を設定して実践した。
情報科では、知的財産に関する基礎知識を学ぶとともに、対象教科での活動との接点を見つけ出して、先行技術として知的財産を取得している事例を紹介した。その上で、理科ではエネルギー問題に取り組み、熱機関の学習において自らが理想とするエネルギーの利活用を考案させた。仏教科では聖徳太子による十七条憲法を題材にテキストマイニングの手法を使うとともに、著作権の視点を加えてその込められた意図について分析した。
成果として、いずれの構想においても情報科を主軸とした教科横断型の授業デザインを無事に実践することができた。授業後に生徒へ実施した質問紙調査では、知的財産への知識や見方、考え方が期待通り変容したことが確認された。生徒の自由記述でも各授業に向けた積極性や学びに向かう態度が肯定的に変化したことがわかる記述が見受けられた。この実践において、高等学校の知財教育における教科横断型授業の成果を示せたことは、前年の成果である中学校の知財教育の事例もあわせて、中等教育機関での知財教育の系統性を持たせる授業デザインづくりに対して一助となることが期待できる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2020

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 情報システムを活用した問題解決能力を伸長する情報の授業の取り組み2020

    • Author(s)
      吉田拓也、中井聖
    • Journal Title

      コンピュータ&エデュケーション

      Volume: 49 Pages: 52-57

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 普通科高等学校における知財教育をテーマにした 仏教科と情報科の教科横断型授業の取り組み2020

    • Author(s)
      吉田拓也
    • Organizer
      日本産業技術教育学会 第 37 回近畿支部大会(京都)(2020 年)
  • [Presentation] 知財創造教育をテーマにした教科横断型授業における生徒の新しい価値を生み出す過程の考察-理科と情報科による研究報告-2020

    • Author(s)
      吉田拓也
    • Organizer
      日本創造学会第42回研究大会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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